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日経エレクトロニクス「AIチップ創世記」を読んで

DMP メタップス モルフォ

日経エレクトロニクス「AIチップ創世記」の特集

日経エレクトロニクスに、『AIチップ創世記』という特集が組まれていました。1,800円もするのでちょっと高いですね・・・。最寄り駅近辺には何処にも無くて、近くの紀伊国屋まで行ったところ1冊だけ置いてあったので買ってみました。

下記が『AIチップ創世記』の目次です。日経テクノロジーオンラインでも一部だけ読むことができます。

  1. 始まった進化 エッジは超知覚、クラウドは英知のエンジンへ
  2. エッジ    自動運転車の知覚を強化、車載向けと汎用品が競う
  3. クラウド   脳に近づけ牙城を攻略、独自アーキテクチャー続出
  4. インタビュー オープンな世界最速AI基盤、そこに日本の勝機がある 

AIチップは、人工知能に使用されるLSIです。LSI(大規模集積回路)は単純に言えば、複雑な電気回路をものすごく小さく作ったもので、CPUとかメモリ、画像処理、制御装置などに利用されています。

今後、AIが発展していくためには、このAIチップの進化が必要不可欠で、各社がしのぎを削っているようです。その筆頭がNVIDIAであったり、対抗として打倒NVIDIAに燃えるIntelであったり。

 【笠原一輝のユビキタス情報局】加速するIntelの深層学習ソリューション ~Lake CrestはGPUキラーに - PC Watch

AI市場規模

AI向けCPU市場規模は、2016年11億ドルから2025年には574億ドルとあります。ちなみに様々なサービス(ロボット、クラウド、自動運転、フィンテック・・・)まで含めると2030年には国内で86兆円だとか・・・。

 人工知能が経営にもたらす「創造」と「破壊」

規模が大きいところを抜粋すると下記のようになっています。

  • 自動運転車製造市場    10兆
  • AI利用電子商取引市場   15兆
  • オンデマンドモビリティ  10兆
  • 自動運転トラック輸送市場 19兆

 エッジコンピューティングにおける頭脳開発

『AIチップ創世記』によると、エッジ側とクラウド側とで進化の方向性が異なるとあります。そもそも、エッジコンピューティングは、ユーザの近く(周辺=エッジ)にエッジサーバを置いて、エッジ側で高速に分散処理を実行することでリアルタイム性を実現する技術となります。小規模なクラウドデータセンターがユーザの近くに多数存在しているような感じでしょうか。分散コンピューティングについては下記資料が分かりやすいかと思います。

 次を見据えた新たな「自律・分散・協調」戦略

 第3の情報処理拠点を設けるエッジコンピューティング

AIチップのエッジ側の進化の方向性ですが、特集には下記のように記載があります。

『AIチップの目標の一つは、DNNの高い認識能力をエッジ側の機器にもたらすことだ。センサーに直結したAIチップで高精度のパターン認識ができれば、従来できなかった制御や情報収集が可能になる。代表例が、自動運転車や自律走行ロボット、不審者を特定できる監視カメラや、自ら故障を判断する工作機械などである。』

このエッジコンピューティングの頭脳開発のプロジェクトが、NEDOによる「IoT 推進のための横断技術開発プロジェクト」の1テーマである「省電力AIエンジンと異種エンジン統合クラウドによる人工知能プラットフォーム」となります。

ユーザーアドバイザリーとしてセコムやキヤノンが入っていますし、監視カメラへの適用を期待したいところです。デンソーもアドバイザーとして入っていて、自動運転への展開も気になるところなのですが、今日の日経にデンソーNECと連携、という記事が出ていました。すでに、東芝とも組んでいましたし、今後も面白くなりそうなので注視していきたいと思います。

人工知能はインターネット以来の技術革新だと思いますので、ITバブルのようになってもおかしくないと思いますし、来年以降もテーマとして物色されるように思っています。AI関連としては、

  • タップス
  • ディジタルメディアプロフェッショナル
  • モルフォ

あたりを保有しています。ポートフォリオ全体に対するAI関連銘柄の占める割合は1/4程度とそれほど大きくないので、AI関連については状況を見て割合を増やしたりしていきたいと思っています。